人生100年時代って?
今回は、2年前からよく言葉として出てくるようになった「人生100年時代」の意味と考え方について、自分なりにまとめてみましたので書いていきます。
○はじめに
人生100年時代とは?
リンダ・グラッドン氏が長寿時代の生き方について述べた著書「LIFE SHIFT」で提唱した概念です。
要約すると、グラッドン氏は寿命が伸びて、100歳を超えるようになれば、これまでの生き方は覆されると考えており、その後の対策が必要であると述べています。
○どう変わるか
これまで
・教育を受ける
・仕事をする
・定年になって年金で老後を過ごす
以上、3ステージのライフプランが一般的。
人生100年時代
・教育を受ける
・仕事をする
「転職や副業が一般化、能力を培うための学びなおしも必要。定年が70歳以上になる可能性も」
・長い老後に備えるため、老後生活資金の資産運用が重要になってくる
以上、マルチステージで人生を考える必要がある。
○まだまだ先の話では?
これから先、2065年には、2.6人に1人が65歳以上、3.9人に1人が75歳以上になると言われており、2065年の平均寿命は男性84.95歳、女性91.35歳で、女性は90歳を超えると考えられています。
そして、「2007年に生まれた子どもの半数は107歳より長く生きる」という話もあります。
このことからすると、子どもたちはもう「人生100年時代」を生きているということになります。
○国で何か対策はないのか?
主に、7つの対応をしております。
・幼児教育の無償化
・待機児童の解消
・公立・私立高等学校授業料実質無償化
・高等教育の無償化(低所得者)
・介護人材の処遇改善
・高齢者雇用の促進
少子化対策に教育費の減額、老後の安心に介護職の確保、マルチステージを活躍できるように労働環境と教育環境の整備という感じでしょうか。
○まとめ
人生100年時代はもうすぐそこまで来ています。もしかすると、自分が生きるかもしれません。国の政策に頼るだけではなく、個人でも自分の人生を考えて、できることから少しずつ行動していく必要があるのではないでしょうか。
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