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資産運用はなぜ必要か?

老後への備え=「保険」「貯金」

この考えの人が多いのではないでしょうか?

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ここでいう「保険」は、民間の「年金保険」「終身保険」「養老保険」などを指すのですが、本当にそれが正しいのでしょうか?

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○保険や貯金では資産形成が難しい時代に

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これまでは、保険商品で準備しようとする方が多かったと思います。そのような人達には、養老保険や学資保険にお金を貯める目的で加入しても、満期に受け取れる満期金が払った保険料よりも高かった高度成長期時代の面影があり、その成功体験を子へ伝えたりして広まっているのが現在の環境です。

 

現在の貯金の利子や保険の予定利率はとても低い状態にあり、『資産を増やす』という点では、おすすめできません。

※『リスクへの備え』とは別の話です

 

物価上昇率(インフレ率)を考えて資産形成をする

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ここで考えておかなければいけないのが、物価上昇率(インフレ率)です。

 

今現在の貨幣価値である『額面』だけではなく、『将来価値』を考えて準備しなければなりません。

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『日本は、2013年から年2%とする「物価安定の目標」を掲げ、目標の実現に向けた金融政策を行っている』

 

さらにこれは、

 

日本銀行は「毎年、物価が安定的に2%ずつUPするまでは、マイナス金利を続ける』

 

という宣言となります。

 

実際には、直近の2018年0.98%、2019年0.99%と約1%ほどしか上がってはいませんが、

 

『日本には、物価上昇率に明確な目標があって、その働きかけをしている最中』

 

ということです。

 

では、実際に物価上昇率が上がっていくとどんなことが起こるのか?

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例えば、

1999年からの物価の推移で考えると、1999年に100万円であったものは、2019年に「約102万8000円」です。

 

1999年に普通預金に100万円を預けると、2019年には「約100万3600円」

 

となり、2万5000円くらい「インフレ率の方が上回っている」ことが分かります。

 

これは、物価上昇率が毎年変動しており、-1.35〜+2.76の間で推移したのでこのような結果になりましたが、

 

目標2%が達成された日本なら、

100万円が、5年後には「1,104,081円」となります。

価値や内容が変わらないのに、10万円以上多く支払わらなければならなくなるということです。

 

 

ただ、物価が上がると賃金が上がるのが一般的ですから、収入が物価以上に増える人は、高利回りの資産運用を行う必要はないでしょうが、『物価上昇よりも収入が増えない人、老後の資産として預貯金に貯蓄している人は、収入源を増やすか、お金に働いてもらうようにする必要があります』

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『お金に働いてもらうようにする』仕組みが資産運用ということですね。

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